東南アジア・ベトナムで働く際には、ワークパミットという許可証の取得が必須となります。この取得のために必要となるのが、健康診断結果です。ベトナムは2012年以降、雇用主に対し従業員の健康診断を行うことを義務付けた法令が制定され、ホーチミンなどで働く日本人もこれは例外ではありません。ベトナムの大都市として知られるホーチミンには、日本人向けクリニックが複数存在します。

いくつかのクリニックはホーチミンの中でも日本人医師が常駐していたり、日本の健康診断と同じメニューを受けられる点をセールスポイントとして掲げているものです。持病を持つビジネスマンの方でも、医療設備が充実しているホーチミンのクリニックがあれば、安心して仕事に専念することが出来ます。クリニックがベトナムの法令に基づき、ホーチミン郊外の工場にまでスタッフを派遣して、定期健康診断を行うケースもあるものです。場所によってクリニックの受診が難しいという時でも、健康診断は義務化されているため企業が指定する病院など規定の項目の診断を受けなければなりません。

検査項目は全身の健康状態を把握するための血液検査やX線検査が主となります。これに加えて、他に心配な持病がある方やマーカーを調べてほしいという方は、オプション料金を支払うことで受診が可能です。病院によっては、検査結果を日本語に翻訳して手渡ししてくれるなどのサービスも実施されています。インターネットサイトに、日本語版の案内を設けているところもあるので、非常に安心です。